卓球のチキータ技術

チキータは自分にとって必要な技術?チキータは万能ではない!

チキータの歴史

チキータという技術は、卓球のレベルをグンと上げることになった現代卓球の技術の一つです。もう卓球を始めている人なら、知らない人はいないのではないでしょうか。右利きなら右に、左利きなら左にカーブするように強烈に曲がる打法です。主に相手のサービスに対して、チキータレシーブをするのが一般的です。

 

そもそもチキータの語源は、チキータバナナというフルーツメーカーで販売されているバナナの名前が由来です。バナナのようなカーブを描いて球が飛んでいくからチキータと名付けたんですね。

 

初めて国際試合で使われるようになったのは、コルベルという選手がはじめてだと言われています。チキータの初期の動画を見てみましょう。

 

1:35〜

 

この頃は、まだ一般的ではなくてコルベル選手しか使っていなかったんです。中国選手もその頃はチキータに真剣に取り組むことはしていなかったと思います。ここまでチキータの発展に貢献した選手と言えばやはり「張継科」選手でしょう。台上にある球のほとんどをチキータを使ってレシーブをします。

 

これによって、今までレシーブする選手が圧倒的に不利と言われていた状況が、ガラリと変わり、レシーブから攻めることができるようになりました。これが卓球のレベルをグッと引き上げたんですね。

 

 

今では一般の選手までもが使用するまでになりました。前置きが長くなりましたが、チキータを覚えるときの注意点を解説したいと思います。

 

 

チキータを試合で使えるようにするために

打ち方を文章で説明するのはとても難しいところがあるので、詳しい打ち方は「卓球王国」や「卓球レポート」を読むか、動画を見るのがいいと思います(笑)。ここでは、チキータを練習する際の注意点などをお伝えします。

 

1、チキータの打ち方は1種類ではない。

チキータといっても、その技術は1種類ではありません。横&横上回転のチキータもあれば、横下回転のチキータもあります。またチキータではなく台上バックドライブもあるのです。相手のサービスの回転や長短、高さ、またその後の戦術によっても使い分ける必要があります。特に横下回転のチキータを覚えることができれば、相手にとっては非常に脅威となるでしょう。

 

2、何のためにチキータをするのかを理解すること。

チキータは決して万能の技術ではありません。自分の首をしめることになってしまうことも十分にあります。その理由は、

 

●ツッツキレシーブやストップレシーブに比べて、打つのが難しい。
●チキータを返球された球は速く返ってくる。
●返球された球の回転がねじれている。(曲がって返ってくる)

 

こういった理由によって、逆に得点を奪われてしまうことになりかねないので、大事なのは、「自分にとってチキータは必要な技術なのか」「何のためにチキータを使うのか」をしっかり考えてください。

 

何も考えずにいると、オールフォアで動いて得点を取ることが得意な選手がもしチキータを使ったら、返球された球が速く返ってきて、十分に回り込めずミスをしてしまう…ということになってしまいます。また、相手に打たせて得点を取ることが得意なのに、チキータを使うことによって、逆に振り回されてしまう…もったいないですね。

 

流行っているから、とか、かっこいいから、といった理由でチキータを練習するのではなくて、「自分にとって必要だから練習する」というようにしてください。

 

3、チキータでムリに得点を取ろうとしない。

いきなりレシーブエースを狙ってチキータスマッシュのようなスピードで打つのはいけません笑。どんな技術においても、レシーブからいきなり得点を取ることができる技術というのはほとんどありません。相手と実力差があるか、甘いサービスがきたときは別ですが、相手の複雑なサービス回転に対して決定打を打つのは非常に難しいです。

 

ですから、まずはレシーブで返球することが第一です。まずは山なりで弧線を描くようにチキータを打ってみてください。そしてだんだん出来てきたら、弧線を低くしてみる、とか、少し速く打ってみる、とか攻撃的なチキータになるよう精度を高めていってください。精度が高まれば、4球目の球が甘く返ってきやすいし、ラリーの主導権を握ることができます。

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